森林インストラクター
「森林インストラクター」は、定年後に勉強を始めてから取得する人が増えている資格です。
環境保護や自然保護が叫ばれている中で、森林の活用が見直されていますが、「森林インストラクター認定資格」は、1991年から、(社) 全国森林レクリエーション協会が実施しているものです。
「森林インストラクター」の役割は、森林や林業、山村などへの深い理解と知識を持ち、森林の整備を行ったり、一般の人に対して森林の案内や野外活動の指導などを行う事です。
この資格は、趣味というよりボランティアに近い資格と言えるかも知れません。
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森林インストラクターの資格試験概要
「森林インストラクター」の受験資格は20歳以上の者となっていますが、次のいずれかに該当する方は応募資格がありませんので、注意してください。
・成年被後見人又は被保佐人
・公務員で懲戒免職の処分を受け、その処分を受けた日から2年を経過していない方
・禁固以上の刑に処せられ,その執行を終わった日または執行を受けることがなくなった日から2年を経過していない方
・森林インストラクターの登録を取り消され,その取り消しの日から起算して2年を経過していない方
・破産者で復権を得ない方
[受験日]
・筆記試験:9月~10月頃
・2次試験(実技・面接):11月中旬~下旬頃
[受験地]
・筆記試験:札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、高知、福岡
・2次試験(実技・面接):東京
[試験内容]
●1次試験(筆記試験):森林知識、林業の知識、森林野外活動、安全・教育など。
※1次試験は科目合格制のため、合格した科目は以後5年間に限り、申請により免除されます。
●2次試験(実技):森林インストラクターとしての模擬演技を行います。
2次試験(口述試験):森林や林業、野外活動などに関するさまざなな知識が問われます。
※森林インストラクター養成講習受講者は申請により実技試験が免除されます。
[合格基準]
一次試験:各科目とも正解率6割以上で合格となります。
[問い合わせ先]
(社) 全国森林レクリエーション協会
URL http://www.shinrinreku.jp/top/
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森林インストラクターの資格を生かすには
「森林インストラクター」の資格は、定年後に勉強を始めても十分に取得可能な資格です。
環境保護や自然保護などに関心のある受験者が多く、資格取得後は趣味というよりボランティアの色彩が強い資格です。地域貢献ができる他、自然の中での仕事が主なので、「健康のためにも良い」という理由で取得する方もいます。
資格取得後は、「森林インストラクター協会」を通じて仕事を任されることもあり、森林のガイドツアーや、野外活動の指導などで活躍する事ができます。ただし、収入はそれほど多くはありません。