定年後に独立を目指す資格・社会保険労務士をご紹介

社会保険労務士

社会保険労務士は略して「社労士」とも言われる国家資格ですが、今まで人事や労務の仕事に携わった経験があり、人脈の豊富な方におすすめの資格です。

社会保険労務士の主な仕事は、健康保険や雇用保険、労働保険、厚生年金などの各種社会保険の書類の作成や提出などですが、雇用の流動化や変革が進む現代の日本では、労務問題が山積し、ますますニーズが高まっています。

社会保険労務士の試験は、決して易しいものではありませんが、年齢に関係なく挑戦でき合格者の平均年齢は高めになっています。また、最近は女性の受験者も増えています。

資格を取得後は、自宅に事務所を構えて独立開業する事が可能です。

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社会保険労務士の資格試験概要

「社会保険労務士」の資格試験は、高等専門学校、短大、大学のいずれかを卒業していれば受験可能となっています。また、学歴による受験資格がない場合でも、一定の実務経験がある方、行政書士の資格を持っている方は受験可能です。

[試験実施日]
毎年1回 8月第4日曜日

[試験内容]
以下の8項目の中から選択式:40問、択一式:70問

 ・労働基準法及び労働安全衛生法
 ・労働者災害補償保険法
 ・雇用保険法
 ・労務管理その他の労働に関する一般常識
 ・社会保険に関する一般常識
 ・健康保険法
 ・厚生年金保険法
 ・国民年金法
※65%以上の正解率で合格となります。

[合格率]
6~10%

[試験会場]
9都道府県31会場となっています。
詳細は、「全国社会保険労務士会連合会試験センター」のホームページでご確認ください。

〔問い合わせ先〕
全国社会保険労務士会連合会試験センター
URL http://www.sharosi-siken.or.jp

 

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社会保険労務士の資格を生かすには

社会保険労務士の資格取得後は、「全国社会保険労務士会連合会」に登録します。
登録の条件として、人事総務や労働組合などで2年以上の実務経験を積むか、あるいは社会保険労務士会連合会が主催する「労働・社会保険所法令関係事務指定講習」を受ける必要があります。

定年後に社会保険労務士の資格を取得した場合は、「労働・社会保険諸法令関係事務指定講習」を受ける事になりますが、この講習は、通信指導「4ヶ月」と面接指導「4日間」からなっています。(講習費用が必要です。)

その後、各都道府県の社会保険労務士会へ登録の申請を行い、登録証票が届いた時点で、晴れて「社会保険労務士」を名のる事ができます。

自宅を事務所にして独立・開業すれば、特別な設備投資なども不要です。最初はある程度の営業力が必要ですが、顧問会社を何社か持てば、安定した収入が得られます。

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