定年後に趣味を楽しむための資格・きものコンサルタントをご紹介

きものコンサルタント

「きものコンサルタント」は、和服が好きで、定年後に和服に関する資格と取りたいという方におすすめの資格です。「きものコンサルタント」の資格は、文部科学省と経済産業省の許可を得ている(社)全日本きものコンサルタント協会が実施している民間資格です。

最近は、簡単に着る事ができる和服が色々と開発され、和服に興味を持つ人が増えて来ていますが、柄の合わせ方や着付け、小物の選び方などがわからない人が多いのが実情です。そこで、着物を着るためのトータルなアドバイスができる人が必要になる訳ですが、それが「きものコンサルタント」です。

「きものコンサルタント」の受験資格は、ある程度の実務経験が求められますが、まったくの初心者の場合は、全日本きものコンサルタント協会が認定校として指定しているスクールや、一般の教室で学んだ後に、受験する方が多いようです。

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きものコンサルタントの資格試験概要

「きものコンサルタント」の受験資格は、次のいずれかになっています。

(1)きものの着装指導について2年以上の実務経験がある者
(2)きものを教える学院、教室の卒業生で220時間以上きものに関する教育を修了した者
(3)その他、全日本きものコンサルタント協会が資格ありと認めた者

[受験日]
年1回:例年10月上旬~中旬

[試験地]
東京

[試験内容]
●第1次試験(筆記)
(1)服飾史の概要、(2)きものの種類、(3)帯の種類、(4)小物の種類、(5)下着の種類、(6)素材についての知識、(7)調和美、(8)仕立のポイント、(9)着装のポイント、(10)きもののマナー、(11)きものの管理方法

●第2次試験(実技)
(1)きものコンサルタント職務遂行上の実技、(2)説得能力・指導能力、(3)きものコンサルタントとしての演出能力

[問い合わせ先]
(社)全日本きものコンサルタント協会
URL http://www.kimono-consul.org

 

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きものコンサルタントの資格を生かすには

「きものコンサルタント」の資格取得者は、和服に関する知識を有していることの証明にもなり、趣味として楽しむ他、身近な人に着物を着る時のアドバイスをしてあげる事ができます。

日本には成人式や結婚式、お葬式、七五三、お宮参りなど、着物を着る機会や行事がたくさんあります。また、子供の入学式や卒業式、新年会、同窓会、各種パーティーなどで、着物を着たいという人も増えています。

しかし、日本の伝統的な着物を着るには複雑な約束事が多く、自分ひとりでは着られないという人が多いのも事実です。そんな時に活躍するのが「きものコンサルタント」です。

また、一度資格を取得しておけば、経験を積んで着付け教室を開いたり、美容院や結婚式場などでアルバイトをする事も可能です。

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