定年後に独立を目指す資格・土地家屋調査士をご紹介

土地家屋調査士

「土地家屋調査士」は、不動産登記業務のうち「表示に関する登記」を独占的に行う国家資格です。 具体的には、依頼人の土地や建物を調査、測量して図面を作成し、不動産の表示に関する登記の申請手続きを行います。

不動産は登記して始めて所有者が権利を主張して財産を守る事ができるものなので、「土地家屋調査士」の役割は、社会的責任も大きく何よりも顧客から信頼される事が大切です。

「土地家屋調査士」の資格取得後は、事務所を構えて独立する人が多く、不動産登記の専門家として高い評価が得られ、高収入を得る事も可能です。

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土地家屋調査士の資格試験概要

「土地家屋調査士」の受験資格は、特にありませんので、年齢、性別、学歴に関係なく誰でも受験できます。ただし、口述試験は、筆記試験合格者のみが受験可能です。

[試験実施日]
 ・筆記試験:毎年1回、8月の第3日曜
 ・口述試験(筆記試験合格者のみ):11月中旬

[試験内容]
土地家屋調査士の試験は午前と午後の筆記試験と、別日程による口述試験に分けられます。

 ・午前の部:平面測量10問/作図1問
 ・午後の部:[択一]不動産登記法・民法他から20問/[書式]土地・建物から各1問
※測量士、測量士補、建築士(一級・二級)の有資格者は、午後の試験は免除されます。

 ・口述試験:1人15分程度の面接方式による試験で、筆記試験の合格者に対して行われます。

[合格率]
6%~8%

[試験地]
 ・筆記試験:管区法務局又は地方法務局がそれぞれ指定した場所
 ・口述試験:管区法務局ごとに、それぞれの局が指定した場所
※詳しくは下記の「法務省ホームページ」にてご確認ください。

[問い合わせ先]
法務省ホームページ(土地家屋調査士のページ)
URL http://www.moj.go.jp/shikaku_saiyo_index5.html

 

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土地家屋調査士の資格を生かすには

資格取得後は、「土地家屋調査士会」に入会する事により、「土地家屋調査士」を名のることができるようになりますので、事務所を構えて独立・開業する事ができます。

「土地家屋調査士」は、独占的な権限が多いため、比較的独立がしやすい資格であり、実際に独立して活躍している方がたくさんいます。

また、土地家屋調査士は表示に関する登記を行いますが、司法書士の資格があると権利に関する登記も行う事ができるようになるので、併せて取得しておくと、独立・開業にも有利になります。

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