定年後に独立を目指す資格・行政書士をご紹介

行政書士

「行政書士」の国家資格は短期間で合格可能な資格であるため、定年後に取得して独立開業をする方も増えています。また、最近は女性の受験者も増えており大人気の資格となっています。法律知識がゼロでも一発で合格する例も多くなっています。

行政書士の仕事は、官公署に提出する各種許認可書類や届出書類などを個人や企業に代わって作成し、提出代理、相談業務などを行うというものです。

行政書士が取り扱う書類は遺産関係書類・建築許可系書類・自動車関係書類・農地転用書類・法人設立書類の作成などおよそ1万種類にも及ぶと言われ、行政事務が多様化する中で、社会的ニーズも非常に高くなっています。

また、行政書士は、少ない資金で、自宅を事務所に独立・開業する事ができるという事も大きな魅力となっています。

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行政書士の資格試験概要

行政書士の資格試験は、法律知識がゼロの状態から勉強を始めても、取得しやすい試験と言われています。合格率は3%~8%と高いほうではありませんが、通信講座などを利用して効率的に学習すれば、定年後からの資格取得も不可能ではありません。

[受験資格]
年齢、性別、学歴などに関係なく誰でも受験できます。

[試験実施日]
・試験の公示:例年7月の第2週に属する日
・受験願書受付期間:例年8月上旬~9月上旬
(手続きは「郵送」又は「インターネット」にて行うことができます。)
・本試験:例年11月の第2日曜日 試験時間:13:00~16:00

[試験内容]
行政書士試験は、3時間で60問出題されます。

●法令問題(46題):択一式および記述式
憲法、民法、行政法、行政書士法、商法(会社法)、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法、基礎法学など。

●一般知識(14題):択一式
国語、政治、経済、数学、理科などの基礎知識の他、時事問題や情報通信、個人情報保護法など。

[合格基準]
全体で60%以上の得点をしつつ、法令等科目で50%、一般知識等で40%の得点をしていること

[合格率]
3%~8%

[試験会場]
各都道府県(受験申込みの際に指定されます)

[[問い合わせ先]]
財団法人 行政書士試験研究センター
URL http://gyosei-shiken.or.jp

 

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行政書士の資格を生かすには

行政書士試験に合格した後は、都道府県の各行政書士会か、または日本行政書士会連合会が備える行政書士名簿へ登録します。

※行政書士の登録に関する詳細は、日本行政書士会連合会のホームページにてご確認ください。

日本行政書士会連合会ホームページ
⇒ https://www.gyosei.or.jp

行政書士として独立・開業する場合は自宅をそのまま事務所として使用する事が可能なので、机や電話、パソコンなどがあれば開業資金がなくても開業する事ができます。

行政書士は、通称「代書屋」とも言われていますが、扱える書類は次のように数千種類以上あります。

相続・遺言関係書類、建設業許可関係書類、風俗・飲食店などの営業許可関係書類、産業廃棄物許可関係書類、農地法許可関係、自動車登録関係書類、帰化・在留資格手続き関係書類、内容証明の作成、各種契約書の作成など。

このような膨大な種類の書類の中で、自分の得意分野を持つ事が独立開業の成功のコツと言われています。

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